「ボランティア」の語源はラテン語の「Voluntas=自由意志」。そこから英語では「Volunteer」となり、「有志者、志願者」という意味を持つようになりました。長い間ボランティアには"慈善家""お金と暇がある人がすること"といったイメージがありましたが、社会情勢の変化と阪神・淡路大震災の際のボランティア活動を経て、そのイメージは大きく変わってきています。
1990年のIAVE(International Association for Volunteer Effort=ボランティア活動推進国際協議会)総会での「世界ボランティ宣言」によれば、ボランティアとは
「個人が自発的に決意・選択するものであり、人間の持っている潜在能力や日常生活の質を高め、人間相互の連帯感を高める活動である」
と定義づけられています。
そしてその活動には「自主性(自発性)」、「無償性」、「公共性」、「先駆性」という理念が掲げられ「自らの意志で、他人や社会のために行う非営利の活動」とみなされています。ボランティア活動への認識が高まるにつれ、地域社会への参加や自己実現としての市民活動として大きな広がりを見せています。 |
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