民生委員児童委員
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大学生
現役民生委員児童委員に「活動の楽しさややりがい」「苦労話」などをお伺いする活動インタビュー。
社会福祉を学ぶ大学生(実習生)が、若者からの視点で様々な質問をさせていただきました。民生委員児童委員それぞれの思いや活動の魅力が満載です。
お二人へのインタビューを終えての学生の感想
民生委員は非常勤の地方公務員という位置付けであるため、堅苦しいイメージを持っていました。しかし、民生委員も一住民であり、地域住民にとって身近で親しい存在であることがわかり、印象が良い方向へと変わりました。
「やりがいがあり過ぎてわからない」という話が印象的であり、無報酬な活動ではあるものの、それ以上の目には見えない報酬が活動の糧となっていると感じました。何事にも前向きに取り組むことが大切であることを学び、私もこれからは自分の住む地域に積極的に関わってみようと思いました。
(武庫川女子大学 森千遥)
民生委員さんはとても大変、というイメージがずっとありました。しかし、実際に質問してお話を聞いていると、お二人とも大変さをあまり強調されませんでした。「いつも周りの人に何かあったら教えてね、とお願いしている」のだそうです。これは、自分たちだけで役割を抱え込むことなく、より詳しく正確な情報を集め、福祉に興味のない人を地域を見守る一員にすることができるやり方なのではないかと考えました。民生委員さんは地域の人を見守る存在ですが、同時に「みんなで見守る地域」をつくっていく人たちでもあると感じました。
(大阪府立大学 一森明咲)
「ずっと住んでいる地域のことを全て把握しきれないが、地域の人からのサポートで活動を続けられている」ことや、「自分ひとりでするのではなくみんなでやっていく」という部分に感銘を受けました。サポートをされているのは高齢者の方が多いと思います。しかし、高齢者の方だけではなく若い世代のサポートや意見もこれからもっと必要になると思います。そのためにはまず、若い世代に社会福祉を知ってもらうことが大切だと思いました。
(桃山学院大学 川瀬貴啓)
民生委員は、地域の見守り役という印象でした。しかし、民生委員だけが見守り役ということではなく、地域住民の方々に関わってつながりができて、一緒に見守り活動を行っていることがわかりました。また、民生委員という立場になることによって、忙しい日々をお過ごしになられていると思いましたが、忙しくて辛いというよりも楽しい気持ちで民生委員活動を行っていることが伝わってきました。
(桃山学院大学 有馬小葉)
民生委員の役割を担うことをはじめ、何事も経験することで得られるものがあると思いました。お二人はともに民生委員を志願していたわけではありませんでしたが、やってみたことでやりがいを感じることができたという話を聞いて、やってみる姿勢が大事であり、私たちに求められていることだと感じました。地域活動に参加してみることで、また民生委員になることでお二人のように何かを得ることができるかもしれない。このような考え方が私には必要だと思いました。
(関西福祉科学大学 福徳惇)
民生委員の活動から地域に恩返しをできること、活動から生まれる交友関係など、他にも活動を通して「嬉しさが出てくる」という言葉が印象に残っています。民生委員の活動を担うことは、恩返し出来ることは勿論、自分の地域をより良いものにできる、地域に深く関わることで更に地域を好きになるなどといったメリットがあると思いました。
また、私の住む地域の民生委員や地域活動にも興味が湧くきっかけとなりました。これからは積極的に地域に関わっていこうと思います。
(大阪人間科学大学 平本真由)
一番印象に残っていることは、「周囲の人の協力があってこそできる」というお二人の言葉です。普段のあいさつや立ち話、集まりへの参加が積み重なって住民の方に助けてもらいながら、みんなで一緒に地域の見守りができているように思いました。
また、そういった民生委員の活動をプライベートの部分を犠牲にしてやっているのではなく、周囲の手をかりて、どちらも両立させて楽しく生活をしている様子も伝わってきました。
(大阪市立大学 石田有佳子)
地域での日頃のコミュニケーションの延長線上で活動され、ご自身も住民の一員としての生活も両立されている姿が印象的でした。大学生の私もふれあい喫茶に行ってみたい!自分にできることは何だろう?と興味が湧きました。若い世代も地域に目を向け、積極的に活動に参画することで、地域福祉の幅が広がり新たな視点が生まれるのではないでしょうか。そして、誰もが住みやすい地域づくりへとつながるのではないでしょうか。
お二人の思いが、若い世代も含むすべての人にとって、勇気を出して地域の中に飛び込んでみるきっかけになればと思います。
(同志社大学 家入萌奈)
一番印象に残っていることは、「民生委員をして大変なことやしんどかったことはありますか?」という質問に対して、お二人とも「そもそも大変な活動や忙しい活動だと考えてやっている意識がない」とお答えになったことでした。地域の人と支え合う時には、お互い頼りながら自分の住んでいる町をみんなで良くしていこうという地元愛があるからこそやっていける役割なのかもしれないと思いました。
(同志社大学 泉秀人)
日時・場所 | 令和2年9月3日(木)堺市総合福祉会館会議室 |
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インタビュアー | 堺市社会福祉協議会で社会福祉を学ぶ実習生 |